−記録メディア−


パソコン内に保管するデーターが増えれば増えるほど、またそれが大事な
データーであるならバックアップは重要です。保管するデーターの大きさや
その用途によって記録メディアを使い分ける必要があります。


ある日の朝いつも通りにパソコンの電源を入れたところ、見慣れたデスクトップの画面ではなく
真っ暗なウインドウに意味不明の文字が..。 もちろん修理すればパソコンは直りますが、
失われたデーターは戻りません。こうなっても大丈夫な様に日頃からのバックアップは重要です。


−パソコンのデーター保存に使用される主な記録メディア−

パソコン内蔵メディア 記録容量 メリット デメリット
フロッピーディスク 1.4MB 最も手軽で操作も簡単 容量が小さい
CD-R 700MB 旧PCへもデーター移設可能 書き込み時間が遅い
DVD-R 4.7GB とにかく容量が大きい 旧PCへのデーター移設不可
外付けメディア  ※1GB = 1000MB
フラッシュメモリー 1GB〜8GB 操作が簡単、大容量で安価 特になし
外付けハードディスク 40GB〜300GB 大容量で書き換えも自在 やや高価

※注 メリット/デメリットの判断は私個人の独断によるものです


主な記録メディア5種類を比較していますが、まず”フロッピーディスク”は現在市販のパソコンの
大半には付属していません。すでに過去のメディアとなりつつあります。(記録容量が小さいため)

次に”CD-R”ですが、大きなデーターの保存は出来ますが若干書き込みの時間がかかるのと、
データーの更新(上書き保存等による書換え)が出来ませんので、定期的なバックアップ用の
メディアとしては不向きです。書換えのない保存版CDを作る時か、人とのデーター交換に便利です。

次に”DVD-R”ですが、パソコンの主な使用目的がワープロ・インターネットの様な人には全く無縁の
代物です。主な用途はCD-Rに保存出来ない様な大きなファイル(例:映画等の映像ファイル)等を
保管するためのメディアです。保存したデーターは他のDVD機能の無いパソコンでは利用できません。

以上がパソコンに標準的に装備されてる記録メディアの説明ですが、外付けのメディアの場合は

フラッシュメモリー”最近はこれが一般的なデーター管理には最も適しています。価格も安いものでは
¥1000程度からあり、16GBクラスの大容量タイプも販売されていますので、ほとんどのユーザーの方
ならこれひとつでパソコンの全てのデーター管理(保存)は大丈夫だろうと思います。
上書き保存等のデーター更新も自由自在です。

最後に”外付けハードディスク”ですが、前記のフラッシュメモリーにも入りきらない大きなデーターを
扱う人や、パソコン内臓のハードディスクが小さいためその補助的に使用するというのが主な用途です。




外付けハードディスク(写真:左)とフラッシュメモリー(写真:右)


以上の様な事を理解したうえで自分の持つデーター管理に最も適したメディアを選ぶことが重要です。



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